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書評 「その日のまえに」「くちぶえ番長」 重松清 他

中学受験生が読む定番の本をいくつか紹介します。


「その日のまえに」重松清

とっても話題になった本です。 「王様のブランチ」でも紹介され、「涙なしには読めない感動作」と話題になったベストセラーです。 もちろん、ドラマ映画になりました。


私個人の意見ですが、始めは、あまり面白いものではありません。

死をテーマにした短編集なので、泣けるシーンが随所にあります。 生きること、死ぬこと、残されること、歩き出すことを、まっすぐに描いた作品です。

後味はとても良いですね。

ちょっとネタバレです。 短編集なのですが最後に全て話がつながってきます


心に響いた一節をちょっとご紹介します。

「潮騒」

父親と目が合った瞬間、まるで高い波が波打ち際で砕けるように、 俊治の胸でなにかがはじけた。 ごめんなさいーーー。


「その日」

「ダイ、、、、、、明日、ままに会おう。 ママ、ほんとうにがんばったんだよ、早く病気治して、 早く家に帰って、早くダイに会おうと思って、ほんとに、痛い注射たくさん打って、 がんばったんだ、、、、、、だからさ、ダイ、ママに言ってやってくれよ、 よくがんばったね、って、すごいねママ、って、、、、、、ママ、喜ぶから、 すごく喜ぶから、ダイが言ってやってくれよ、、、、、、」

「、、、、、、じょうぶな子に産んでやれんで、すまんかった」


「その日のあとで」

初物のなしを供えた仏壇の中で、和美は冬物の服を着たまま笑っていた。

大輔は、口の中のトマトを呑み込んで、「ママにも食べさせてあげたかったなあ」と 夜空を見上げた。「こんなにおいしいのに」 「違うよ」僕は笑って言う。「ケンとダイに、食べさせたかったんだよ、ママは」



「くちぶえ番長」重松清

「流星ワゴン」重松清のように、飽きさせない物語展開です。 小学生でも読みやすく、さすが受験によく採用されるだけはあるなと思いました。

  • いじめっこをやっつけるスカッとする場面
  • 飼っていた犬との別れ
  • 人の気持ち
  • 甘い小学生の恋

といったところでしょうか。


印象に残ったところは、飼っていた犬ワンとの別れと、マコトが引っ越してしまうという悲しみのシーンです。

「とにかく、いなくなったら悲しくて泣いちゃうぐらい大好きな相手がいるってのは、幸せなことなんだよ」



「西の魔女が死んだ」梨木香歩

いろいろな興味深い草花がたくさんでてくるので、Webで画像を調べながら読むととてもおもしろいですよ。

おばあちゃんのセリフで「アイ、ノウ」というのがありますが、 そのセリフだけで、おばあちゃんの優しさが伝わってくる気がします。

ムーミンに出てくるニョロニョロみたいな花「銀竜草」 - gogoToRoTAN



最後に、中学受験用の本をまとめます。

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