子どもの頃、
砂場でトンネルを作って
遊んだことありますよね。

大きな山を作って、
友達と一緒に、お互い逆側から
穴を掘っていって、
友達の手が自分の手に触れた時は
とても嬉しい気持ちになりますね。

 

砂場では、上から見ながら、
修正しながら掘っていけるので、
掘る方向が
ずれてしまったりすることはないですね。

 

 

子どもや家族に、何かを指示したり、
やってもらうときは、どうでしょうか?

子どもに、
「はやく食べなさい」
「はやく片付けなさい」

と、いいっぱなしだったりしませんか?
そして、
自分はイライラしてしまうことは
ないでしょうか?

 

友達とトンネルを掘るように
自分の方も、
反対側から助けてあげるようにすると
より、スムーズに早く目的を達成できます。

 

助ける方法はたくさんあります。
イライラしないように、
自分を抑えるだけでも効果的です。

また、一緒に片付けてあげたり、
食べるものを減らしてあげたり、

このような、ちょっとした助けは、
とても有効なのです。
ほんのちょっとでいいのです。

指示だけでなく、
言いっぱなしだけでなく、
相手側に立つことです。

 

早くする、食べるなど
単純なものならよいのですが、

仲直りや受験など、ちょっと複雑になってくると
目的を見失ってしまうことがあります。

トンネル掘りのように、
上から見ながら修正することは難しく、
目的を間違ってしまうと、
出会うことができなくなってしまいます。


例えば、受験の場合、
親は、TVを見ずに、
机に座ることが目的と勘違いして、
机に座っていると安心してしまいます。

子どもは、机で漫画を読んでるかもしれません。

 

目的は、受験に成功することですので、
一緒に問題を解いてみたり、
受験する学校見学に行き、
イメージをふくらませたり、
苦しい受験勉強後の楽しさを共有します。

 

 

トンネルを掘っているのを
見るだけでなく、

ちょっとでも一緒に掘ることで、
とてもうまく回り出します。

 

トンネルを掘るときは、
両方から、目的を間違わないように
慎重に掘り進んでいきましょう。

 

一緒に勉強する
一緒に寝る
一緒に食べる
一緒に考える

一人でやるより一緒がいいですよね。

2013/07/07